2024年3月10日日曜日

東武池袋発・星川行きに乗ってきた


 横須賀の自宅を朝6時台に出て、眠い目をこすりつつ、京急と山手線を乗り継いで、都内まで向かいました。着いたのは東武東上線の池袋駅。

 東武の駅なのですが、京成の広告であふれていた。


 ここで受付を済ませ、今日はここから、旅行会社主催の「相鉄・東急新横浜線開業1周年記念 乗り入れ4社横断ツアー」に参加します。

 ちなみに参加費は7,800円。池袋発星川行きと聞いた時点で、衝動買い…というか衝動申し込みをしてしまった。おそらく鉄道に興味の無い方にとっては、「は?池袋から星川まで7,800円?バカなの!?」と思われるでしょう。

 ワッペンをつけて、みんなでゾロゾロ改札口から入場。団体旅行など久しぶりです。ホーム先端では、鉄道マニアが大挙して入線シーンを撮ろうとカメラを構えていました。

 ホームで待つことしばし、お目当ての星川行き貸切電車が入線。東急の車両です。というか、東急の車両しか東武と相鉄の双方に直通できません。

 東急の電車が東武の池袋駅に入線するのは初めてとのこと。だからこれだけ撮り鉄が集まっているんだなあ、と納得する。

 ところで、相鉄の横浜駅は日常的に東急車がやって来て、ダイヤ乱れがあるとJRの車両もしばしば来るらしいけど、東武はダイヤ乱れの時はどうしているんだろう…??

 鉄道マニアを自称していながら、こういう細かいことに詳しくないので、まるでわからない。


 乗車する車両は指定されていて、私は8号車。席は自由席です。

 腕章に書いてある通り、今回の企画は池袋にある昭和鉄道高校の生徒さんたちが関わっていて、スタッフとして多数乗車していました。職業訓練みたいなことも兼ねているのかも知れません。

 いよいよ列車に乗り込みます。

 車両番号とかにはさほど興味が無いのですが、せっかくなので撮影。

 今さらですが、東急の車両って、2007年製でも昔ながらの網棚なんだなあ。非常用ドアコックもどことなく古めかしいです。


 1年前の開業時に(一部で)話題になっていた、相鉄の存在ガン無視広告は相変わらず。ほんとに、ロコツな会社だな!(泣&怒)

 電車は池袋を出発し、日頃は営業運転で入線することは無いという下板橋電留線でしばらく停車した後、志木駅に到着。


 志木では、今回のツアーで唯一のトイレ休憩。ここから星川到着までの3時間弱、トイレはありません。

 ここで済ませておこうとコンコースのトイレへ向かうも、まさかの行列。改札外の公衆トイレもやはり行列。この後の引き上げ線入線イベントをカットして駅で待っていれば、30分後に引き上げ線から折り返してくるツアー列車に再び乗れるそうなのですが…いやいやいや、それじゃ7,800円の元が取れない!と思い、トイレのほうをカットして再乗車。


 引き上げ線では、隣に停車した車両に、通常は東武からは走っていない「急行新横浜」の表示が出され、同乗の同業者(マニア)の皆さんがこぞってカメラを向けていました(私はスマホで撮ったので、くっきりと線が入ってしまいました…(泣))。

 ふと気づいたのですが、この8号車、乗客は個人参加の同業者(マニア)の皆さんばかりで、家族連れなどは皆無なのです。日頃、一人旅でファミリーの皆さんに囲まれたりすると、「ああ、一人でふらふら遊んでいていいのだろうか…」と現実に引き戻されて暗くなったりするのですが、完全に分離されたらされたで「健全なファミリー層に不健全なマニア層を混ぜてはいけませんという、隔離政策なのだろうか…」と結局暗くなってしまうのであった(←被害妄想です)。

 鉄道学校の生徒の皆さんは、ドア脇にじっと立っています。もっと「いらっしゃいませ~」みたいな感じで車内で物販でもやるのかと思ってたけど、よく考えたら、観光業界の勉強じゃなくて、鉄道員になるための勉強しているんだから、当たり前だよな。
 大学生の頃、某S鉄道(伏せる必要無いのですが)でバイトしていて、鉄道高校在籍中の子が2人いたのですが、2人とも落ち着いてしっかりしていて、大学生仲間同士で「自分たちのほうが、ずっとちゃらんぽらんだよな…」とささやき合っていたものです。今思えば、高校入学前の段階で進路を決めるわけで、しっかりしていたのは当たり前かも知れません(そして私はちゃらんぽらんなまま大人になりました)。


 どうでもいい話で長くなってしまった。志木を出た電車は、東京メトロ副都心線、東急東横線へと進みます。そして多摩川を渡り神奈川県へ。天気が良くて気持ちいい。(動画はスマホ撮影なので、見づらくてすみません)
 しかし、このあたりからトイレへ行きたくなり(池袋のドトールでコーヒー飲まなきゃよかった…)、座りっぱなしなのもあってすっかりソワソワ、落ち着きの無い子ども状態です(あるいは徘徊するお年寄り)。東急さんには、京急のようにイベント兼用でトイレ付き車両を作っていただきたい。あるいはいっそ、西武のSトレインのようにQトレインを…(ダメか)。


 そして電車は新横浜を経由し、いよいよ相鉄線内へ。西谷ではまたも引き上げ線に入線します。


 「西谷の煙突を車内から撮影できる、またと無い機会です!」(そんな放送は無かった)


 「クマさんとそうにゃんのツーショットを撮影できる、またと無い機会です!」(そんな放送も無い)


 そんなこんなで、およそ3時間半の行程を終えて、終点の星川に到着です。


 
 「ようこそ星川駅へ!」と相鉄の駅員さん総出で熱烈お出迎え。何という観光地の土産物屋感。そうにゃん饅頭とかそうにゃん最中とか売り始めそうな勢いです(笑)。いや、いいことだと思いますが(星川で強制降車というのも上手い設定かも??)。
 硬券入場券の販売には長蛇の列が。ああ、自分はそれより、早くトイレに行かないと…。





 久々に降りた星川駅とその周辺は、整備が進んでだいぶ印象が変わっていました。若い家族も多くて、新しい街になってきている感じです。でも、川沿いを歩くと、以前とそれほど変わらない。
 近くの市営バスの車庫から根岸駅行きのバスが出ていたので、これに乗って横須賀方面へ帰ることに。ひまひま旅をもう少し続けようと思いますが、今回の日記はこのへんで。