2024/11/21

ぐるっと北陸一周旅(ほとんど列車内)<前編>

 久しぶりに泊まりの旅に出ました。東海道新幹線で米原まで行き、彦根で1泊、翌日は敦賀を経由し、福井から北陸新幹線で帰ってきます。

 昼過ぎに新横浜から、こだま号のグリーン車に乗車。ネットの早得割引で予約しました。新幹線は車内の雰囲気も含めてせわしなくて、あまり好きではないのだけど、この日の車内はゆったりしていて、新横浜で買った駅弁を食べながら車窓を眺めてすっかり満足してしまった(例によって弁当の中身の写真は無いので、持ち帰った箱の写真をご覧ください)。




 米原に到着。ここからは私鉄の近江鉄道に乗車します。アプリで購入した1日乗車券を使用します。350円と激安(どこからお金が出てるんだろう…)。

 近江鉄道の米原駅は、いかにもローカル私鉄の風情でとてもいい。車体には、鉄道むすめというアニメ風キャラがでかでかと描かれていた。この鉄道むすめ、日本全国のローカル私鉄(いや、相鉄にもいた)に進出しているのだけど、一体誰が手がけているのだろう。クルマだと痛車ってのがあるけど、痛車ならぬ痛電車だ。インバウンドの観光客も「いやー日本の電車、というか日本人痛いなあ!」とか言ってたりして。

 米原駅をガラガラで発車した2両編成の列車ですが、彦根でまとまった乗車があり、席がほぼ埋まります。土曜日とあって若者も多かった。今日は彦根に泊まるのですが、せっかくなので終点の近江八幡まで乗車します。乗客は入れ替わりがありつつも、終点まで思いのほか多くの人が乗っていた。



 近江八幡からJRで彦根に戻り(近江鉄道で1時間ほどかかった区間が、JRだと20分)、この日泊まるホテルにいったんチェックイン。繁華街から外れた所にあって若干寂しいんだけど、小さなフロントの前には列ができていた。

 インバウンドの効果なのか、最近、安値で泊まれる宿がほとんど無い。この日も、値段で選ぶとここしか無かったのです。建物は古めだけど、部屋はシングルにしては広めで良かった。




 荷物を宿に置いて、彦根城の夜間特別公開を見に行きました。ライトアップされた天守閣がかっこいい。風雲!彦根城という感じです(古い)。国宝天守というだけあって、内部は昔ながらの急階段…というかほとんど梯子のよう。手すりにつかまり、恐る恐る上り下りする。







 彦根城近くにある、玄宮園という庭園もライトアップされていました。水面に灯りが映って幻想的。しかし、来ている人の8割方ぐらいが(大げさ?)若いカップルじゃないか。夜景は一人旅の観光客のためじゃなく、カップルのためにあるのである(泣)。

 ほんとは温泉にでも行きたかったけど、行程が上手く組めなかったので、市内のスーパー銭湯で代わりとする。土曜の夜なのでしょうがないのですが、小さな子ども連れや、中高生ぐらいの男の子たちが大勢いて、まさに芋洗い状態。周りに飛び交うのは関西イントネーションの会話で、アウェー感半端ないのだ。お風呂は早々に退却し、食事処で、せっかく来たのだからと奮発して近江牛ステーキ重を食べる。ビールも飲んで、例によってあっという間に回ってきた。

 そして、また近江鉄道に乗って彦根に戻る。スマホの1日乗車券で…と取り出したら、バッテリーが切れかかっててちょっと焦った。何とか無事ホテルに到着し、この日の行程を終了。


 …ダラダラと長々書いているせいで、いまだ北陸に到達しないのですが、次回、後編でいよいよ敦賀方面へ向かいます(そんなに引っ張るほどじゃないのだけど)。