前回の続きです。彦根を後にして、米原経由で北陸へと向かいます。
米原始発のしらさぎ号に乗って、やってきたのは敦賀駅。
敦賀駅の新幹線と在来線の乗り換えが大変だと話題になっていますが、ほんとにだだっ広いコンコースです。
で、新幹線に乗るのが当初の目的だったはずなのに、私は在来線の「ハピラインふくい」に乗ってしまうのである。
敦賀から30分ほどで武生に到着し、ちょっと歩いた所に、福井鉄道(福鉄)のたけふ新駅がある(「たけふ」新駅、ではなくて「たけふ新」が駅名です)。
この福鉄で乗りたい電車があるのですが、その前に見たい所があるので、さらに10分少々歩きます。
↑たけふ新駅を発車した電車。大河ドラマ『光る君へ』のラッピング電車でした
今日のお目当ての車両が、駐車場の脇にちょこんと停まっていました。なんか車と一緒に駐車してるみたいでかわいい。後でまた乗りに戻ってきます。
お隣の北府(きたご)駅。ここに福鉄のかつての名車200形が保存されていると聞き、見てみたい!とやって来たのでした。以前乗りに来た時は、車庫脇で雨ざらしになって痛々しい姿になっているのを車窓から眺めていたのですが、綺麗に整備されていました。現役時代に一度乗りたかったな。
ほどなく、先ほど駐車場にとまっていた車両が入線してきました。遠くドイツから、南国土佐のとさでんを経て福井へやってきたレトロ車両「レトラム」(来年で還暦!)。
ちなみに、デジタルチケットを買うと運賃はなんと100円。昨日の近江鉄道といい、安過ぎて申し訳ない(だったら正規運賃を払いなさいと言われそう)。
たけふ新駅発車時点では空いていたレトラム、隣の北府駅で地元の家族連れがたくさん乗ってきてほぼ満席に。
レトラムは途中長めの停車を繰り返し、のんびり1時間以上かけて福井に到着。福井駅前は、新幹線効果か、とても賑わっていました。
せっかく来たので、えちぜん鉄道にも乗ったりしてもっとゆっくりしたいのですが、今回はそうもいかず、上りの新幹線に乗って帰ります。敦賀~福井の新幹線はまた今度乗ろう。