2025/02/03

私は何しに箱根まで

 1か月ほど電車に乗っていなかった。乗るのはバスか車だけで、横須賀市内から外に出ない生活。ついには持病の急性電車に乗りたい病を発症し、日曜の夕方に仕事を終えたらそのまま箱根へ向かって一泊することにした。

 天気予報は大雪の可能性ありと言っている。大丈夫か。たどり着けなかったらどうしよう。いや、着けないのならまだしも、翌朝窓を開けたら真っ白で、バスも電車も止まって帰れませんなんて事になったら最悪だ。まあいいや、えいやっということで出発したのでした。

 そんなわけで。雪は降っておらず、無事到着しました。(写真は見ての通り、小田原駅で買った日本酒)

 今回、ゲストハウスというのに泊まった。以前も別の所で泊まったことがあり、そこは「オーナーがとても気さく」とか口コミ高評価で、期待して行ったのですが、なぜだか終始不機嫌そうでまいった(自分がチェックイン時間前に着いてしまったのがいけなかったか…)。

 弟にその話をしたら「(泊まる側の)コミュ力の問題じゃない?」と言われた。何だコミュ力って。要らんわそんなもん。はああ…コミュ力が欲しい(泣)。


 今回は若くて感じのいい方でほっとした。「犬がいるけど、大丈夫ですか?」と聞かれ、あんまり大丈夫じゃないんだけど見栄を張って「大丈夫です!」と返答。靴が脱げず玄関で座って四苦八苦していると、寄ってきて顔をぺろぺろ舐める。ひえ~。でも、人懐っこくてかわいい。しかしこっちが犬に慣れていないことを感じ取ったようで、その後は寄ってこなくなってしまった。犬のほうが賢いのである。

 お客さんはみな外国の方で、共有のスペースで思い思い静かに過ごしている。自分は個室(小さな畳部屋)に泊まり、ほとんど部屋で過ごしていたので、ゲストハウスを満喫したとは胸を張って言えない(やはりコミュ力が必要か…)。

 とにかく、値段が安いのに、貸し切りの温泉にまで入れちゃうのがいいです。小さな木の浴槽に浸かっていると、時折登山電車のきしみ音が聴こえる。電車の姿は見えないんだけど、これでトレインビュー部屋とかあったら、毎月泊まりに来ちゃいそうだ(笑)。

 温泉から出て、部屋でさっきの小田原の日本酒を飲んでいると、例によってあっという間に睡魔に襲われ眠ってしまった(で、夜中に目が覚めるのです。老人か)。


 翌朝。宿を出ると、真っ白…にはなっていなかった。山の上のほうはうっすら雪化粧していた。


 宿の近くにあった太閤の石風呂(いわぶろ)。写真だと見にくいですが川の対岸にあります。豊臣秀吉が小田原攻めをした際に、将兵の傷を癒したとのこと。なんか寒そうだなあ(笑)。


 バスで彫刻の森駅まで行って、ここから登山電車で箱根湯本へ下ることにした。反対側のホームでは、電車が出庫前の点検中のようでした。


 山を下る登山電車はまだ空いていて、ボックス席を独り占め。座席の模様は寄木細工だ。


 箱根湯本に到着。ここからはロマンスカーに乗って帰ります。

 いろいろ電車に乗って満足し、これで当分乗らなくても大丈夫…と言うのはウソで、近日中にまた乗る予定、今度は遠出します。今日のところはこのへんで。