電車に全く乗らずに(横須賀中央駅までは乗ったけど)ここまで来てしまうのはなんだか妙な気分だ。夜行高速バスに乗ったのは20年以上ぶりだと思う。ほとんど寝られなかったような気がするけど、まあ仕方が無い。
なんばの駅から、関東人がイメージするベタな大阪(すみません)が、こんなに目と鼻の先とは思わなかった。過去何度か来たことはあるが、一人で来るのは初めてなので地理感覚が全然無い。一人旅以外の時はまったく他人任せなので、地図も行程もまるで頭に入っていないのです(ダメだ)。
街はごみが散乱し、昨夜の喧騒が目に浮かびます。地元の方たちが一生懸命掃き掃除をしていました。
そして多種多様な電車がやってくる。大阪は街も電車もカオスだなあと思う。
難波からおよそ1時間ほど、九度山駅で下車。真田昌幸・信繁(幸村)親子が流罪となった地です。これからハイキングだろうか、中高年の女性グループの方たちがたくさん下車していました。
私はハイキングではなく、別の目的で下車したのです。それは…
仕方なく、バスの中でお腹が空いたら食べようと思っていた(車内が静か過ぎて、そんな雰囲気では無かった)非常用のあんぱんをベンチに座ってもそもそ食べる。
空腹を満たし…たような満たしてないような気になり、次に乗るのは観光列車「天空」。今回の旅の主目的です。前々から一度乗りたいと思っていたのですが豪華観光列車に置き換えられて来年3月で定期運行終了と聞き、今のうちに乗っておかないと…とやって来たのです。
わずか30分弱の乗車で名残惜しいのですが、終点極楽橋駅に到着。手前の電車は特急こうや号の30000系電車。今回は残念ながら乗れなかったのですが、1983年登場、今から40年以上前の電車とは思えないぐらいスマートだ。小田急ロマンスカーの7000形LSE車もそうだったけど、この時代の電車はみな斬新で、しかも丈夫で長持ちだと思う。
極楽橋駅に戻り、ケーブルカーとバスを乗り継いで高野山の山上へと向かいます。ケーブルカーはスイス製だそうでカッコいい(箱根のケーブルカーも同じくスイス製でお洒落だったんだけど、国産の不格好な車両に置き換えられちゃってなあ…と、ここで愚痴っても仕方ない)。
ケーブルカーからさらにバスに乗り換え、高野山の奥之院を目指す。運転士さん、そこそこ若い人に見えたけど、「わたくし運転が非常に下手でございます」「これからどうでもいい話をいたします」とか、ローテンションで流暢に面白いことをしゃべっていた(最初、自動放送かと思ってしまった)。
駅の近くに1軒だけある飲食店で昼食を…と思ったら、シャッターが閉まっている…(泣泣泣…ほんとにこんなのばっかりだな)。
帰りのケーブルカーは、極楽橋発の列車に接続しない便のためか、ガラガラだった。
スマホのバッテリーがかなり減っていたけど、充電用コンセントが無くてまいった。いまや電車に乗るにも、モバイルSuicaやPASMOに電子チケット、スマホの充電切れは死活問題です。
乗ったのはこちらの、プライベースという座席指定車両。車内の写真は無いのですが(すみません)、座席はゆったりしていて快適(京急もこのぐらいの車両を走らせてほしいなあ…)。コンセントもあるので、無事充電もできました。
夕方のラッシュ時だったので、車掌さんが各駅到着ごとに「中程までお進みください!」と放送で連呼していた。前後の車両はだいぶ混雑してるのでしょう。もし自分が日常的に利用する通勤客だったら、一般車を減らして連結する座席指定車両に対しては、複雑な気持ちになってしまうかも知れない。
京都からは新幹線のこだま号に乗って帰ります。駅弁食べて外を眺めて(夜だけど)、当たり前だけど夜行バスよりずっと快適。
そんなわけで、この年齢(中年)になると、夜行バスの旅はつらいのだと再確認した旅でした(昔は昔で、しょっちゅう乗り物酔いしていたから、やっぱりバス旅はつらかったような気がしますが…結局、身体がよわよわなのが問題か)。






















