富山地方鉄道(地鉄または富山地鉄と呼ばれる)が、大規模な路線の存廃問題で揺れているようだ。地元の事情も良く知らず、無責任なことは言えないので、ここでその是非について語ることはしない(というか、私の能力ではできません)。
ただ、いち鉄道マニアとして言えば、魅力的な路線であり、どういう形であれ残してほしい。そんなわけで、今回はそんな気持ちも込めて、地鉄を訪れた際の写真を掲載します。
2022年3月。西武鉄道10000系(ニューレッドアロー)を譲り受けた20020形電車に乗りに行って来ました。その後「キャニオンエキスプレス」という愛称が付きましたが、この時はまだ付いていません。
地鉄では、同じく西武から来た初代レッドアロー5000系(地鉄での形式は16010形)も現役です。(写真は2020年に撮影)
20020形は、終点立山へ向けて発車。車窓には、春まだ遠しといった感じの立山連峰。
立山に到着。アルペンルートの玄関口ということで、山小屋風の立派な駅舎です。そして、この立山までの区間が、今回の存廃問題で大きく取りざたされています。
立山駅停車中の20020形。駅近くの踏切から撮影。この頃、左右を雪の壁に挟まれた電車がインスタ映えすると言って、この場所がちょっとだけ話題になっていた(私はインスタはやっていないが)。この時は雪が少なくて残念…いや、除雪作業の大変さを思えば、むしろ喜ばしいことかも知れない。
アルペンルートが営業していない時期の立山駅は、広い構内が薄暗く閑散としていた。このオフシーズンの乗客の少なさを見ると、路線の維持は相当厳しいよなあ…と納得してしまう。
切符売り場に掲げられた路線図。地方私鉄の雄と言われる富山地鉄、路線網は長大です。そしてそのことが、路線維持の難しさにつながっているのかも知れない。
帰りは、同じく地鉄の不二越・上滝線に乗ろうと、途中の岩峅寺駅で下車。富山からここまでは路線を存続する方針のようです。
岩峅寺駅、何というか時間が止まったようで渋すぎます。たくさん乗り降りした訳じゃないけれど、地鉄にはこういう駅が多いのです。
この日は、高岡の大仏の近くにある宿に泊まりました(地鉄沿線じゃないんだけど)。藤子先生ゆかりの地、聖地巡礼(?)なのです。
翌日、時間があったので富山の隣の稲荷町駅まで再び地鉄に乗り、車庫にとまる電車を見に来た。昨日乗った20200形はお休み中。隣には、もと京阪3000系の10030形電車。中間には2階建て車両が連結されています。
ほんとに、車両面でもバラエティ豊かで飽きさせません。マニアの身勝手な願望と言われるだろうけど、どうにかして路線も車両も、今まで通り残ってほしいよなあ…。
そんなわけで、今回はここまで。次回は宇奈月方面へ行った際の話などです。(まだやるの?)
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