2025/03/18

ひまひま旅行者、北へ向かう<後編>

  弘前の宿を、朝6時過ぎに出発。宿の方が「もう出るんですか!」と驚いていた。鉄道を中心に行程を組むので、どうしてもこうなってしまうのだ。また今度のんびり来ます。


 弘前から秋田行の快速列車に乗車。大鰐では、昨夜乗った大鰐線とお別れ。また乗りに来るよ!



 弘前から1時間ほどで、鷹ノ巣駅に到着。JRの駅のすぐ隣に秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅があり(ノが入りません)、JRのホームの隅っこから、1両のディーゼルカーが発車します。


 窓下の小さなテーブルに路線図が。



 車庫のある阿仁合駅で、始発の急行「もりよし号」に乗り換えます。こちらも1両。


 この日の車両は秋田マタギ号」。車内は古民家風で、各ボックスに大きなテーブルがついています。


 途中駅で反対列車と行き違い。


 終点の角館に到着。マタギ号の折り返しには、インバウンド客が大挙して待ち構えていた。こんなローカル線まで…いや、ローカル線にとってはありがたい乗客です。
 ここからは秋田新幹線に乗り換えて一路東京へ。隣は生田駅、生田の次は読売ランド前…(「いくた」ではなくて「しょうでん」でした)。


 この日も新幹線のダイヤは大乱れ。大宮到着前に車掌さんが「在来線にお乗り換えをお勧めします」と連呼していたのですが、まあそうは言っても前には進むだろう…とタカをくくっていたら、完全に止まってしまった。
 写真は止まってしまった新幹線の車窓から。まあ慌てずに、のんびり帰ることとします。

2025/03/01

ひまひま旅行者、北へ向かう<前編>

 2月は青森まで行ってきました。品川で京急からJRに乗り換え…ないといけないのですが、気づいたら電車はトンネルの中で、窓に映る駅名標は泉岳寺!あわてて品川に戻る。まあ、目が覚めたら終点の京成高砂じゃなくて良かった、と思うことにする。

 数日前まで、青森は大雪で電車もストップしていました。この日も不安だったのですが、無事電車は動いているようでひと安心。

 と思いきや、途中で異音の確認があったとかで、新幹線のダイヤは大乱れ、東京駅は大混雑。駅員さんが車掌さんに「なんでドア開けないんですか、早く開けてくださいよ!」と放送でキレていた。





 東京駅を30分以上遅れて発車した新幹線は、その後も仙台で長時間停車したりして、終点の新青森には1時間以上遅れて到着しました。






 新青森から在来線で弘前へ。「弘前城雪燈籠まつり」というイベントをやっていました。弘前城へ向かう路線バスはマイクロバスで大混雑! インバウンドの観光客も多かった。こういうローカルな祭りにまでやって来るんだから凄いよな。


 今回のお目当ては、ついに3年後の休止が決まってしまった弘南鉄道の大鰐線。今までにも何度も乗りに来た(寝台特急のあけぼの号で来たこともあったなあ)。この渋すぎる佇まいの中央弘前駅ともお別れが近づいてきたと思うと、寂しい。





 大鰐線では、「津軽七雪こぎん灯篭列車」に乗車。発車前の車内撮影会では、なんかモデル撮影みたいな男女2人組が、キャッキャうふふアハハと言いながら撮影していてまいった。
 幸い、撮影が終わったら出て行って、電車は静けさを取り戻して発車。元東急のステンレス車(なんと御年60年!)の独特の走行音を聴きながら揺れに身を任せていると、睡魔に襲われる(寝てばっかりだ)。
 約30分ほどで終点の大鰐駅に到着。今度は昼間に、また乗りに来たいな。


 大鰐は駅前に大きな日帰り温泉があるのですが、今回はもっと渋めの地元の温泉に入りたいと思い、駅から10分ほど歩いて、若松会館という公衆浴場へ。閉館時間が近かったので、急いで入ります。東北の温泉は熱い!でも気持ち良かったです。数名いたお客は、やはり地元の方ばかりのようでした。


 この日はJRの弘前駅近くに宿をとったので、帰りも大鰐線に乗りたいところですが、JRで弘前に戻ります。油断してよそ見していたら、駅前でステーンと転んでしまった(着ぶくれしていたから良かったものの)。
 例によって、2回に分けるほどの内容は無いのですが、翌日は後編へ続きます。